君に会う日が休日

好きなものがあるというのは最高です。

海が舞台の歌詞から見るAKB

 

すっかり暑くなって夏全開の日々が続いていますが、、
夏と言ったら自由研究!ということで、今年の調べものを発表したいと思います。

 

研究テーマはずばり「海が舞台の歌詞から見るAKB」!!!

 

AKBと言えば、夏曲!海!みたいなイメージがある方もいると思います。
まさにその通りで、AKB48には「海」という単語が歌詞に入る曲が約60曲あります。
とはいえ、AKB好きな方なら知っていると思いますが、全てが夏の海舞台の曲ではありません。
というか、意外と夏!海!みたいな曲って少なくない?
ということで、今年の夏の自由研究は海が舞台の歌詞から見るAKBでいかせて頂きます。(勝手にしてください)

※ここからの歌詞情報・検索は https://j-lyric.net/ を使います。

 

 

1. はじめに

 

このテーマに取り掛かろうと決めたきっかけは、私が好きなAKBの海系の曲が夏舞台ではなかったから、です。
例を挙げると、Only todayはあんなに明るい曲調で

「どうしても来たかった真冬の海辺へ」

と真冬の海が舞台。

 

ノースリーブスの、嘘でしょ?~七里ガ浜の七不思議~は、THE夏!みたいなメロディーで

「海沿いの緩やかなカーブ 原付バイクで走る風はまだ冷たい」

と、春先の海沿いが舞台。

 

このように雰囲気で夏曲だと思ってた曲が夏舞台ではなかったのです。
今までも、海なのに夏ではないという変化球感が好きだったのですが、じゃあ他の曲はどうなんだろうという事で調べてみました。
やすすの海に対するイメージと、趣を感じる部分、そして使い分けという部分が関わって来てるのでは、、?と予想しながら進めていきます。

 

2. 集計結果

 

AKB48の楽曲(ユニット無し)に海という単語が入っている曲は59曲ありました。
これを三つに分類します。


1.海が舞台の夏曲(オレンジ)
2.海が舞台の夏以外の季節曲(青)
3.その他or季節が分からない(グレー)

 

※シングル曲はタイトルをグレーに塗りつぶし
※「海ほたる」のような海自体ではない使われ方は除外
※回想シーンが夏だとしてもその曲の現在の情景を優先



はい、誤植や数え忘れがあったら許してください.......
左から、曲名、歌詞(該当部分・季節判別部分)、色分けと並んでいます。
数えてみると、1が17曲、2が16曲、3が26曲という結果になりました。

 

一般的には海=夏だし、AKBのイメージ的にも夏曲の1が多いかと思いきや、
2の、"海舞台なのに夏以外の季節の曲" もほぼ同じくらいある事が分かります。
シングル曲で見ると、海というワードが入っている曲は6曲、そのうちの4曲は夏曲でした。

 

3.シングル曲と、カップリング・公演曲の関係

 

その他は今回は置いておいて、1と2だけを抜き出したのがこちらです。

シングル曲に関しては2の方が少なくなりましたが、
2のエビカツとポニシュシュの歌詞を見てみると


「海沿いの国道をまだまだ空いてるバスに乗り 潮風を追いかけて誰よりも早く夏を探すんだ」


「カレンダーより早くシャツの袖口まくって 太陽が近づく気配僕の腕から衣替え」

 

このように、夏間近ではあるものの季節的には夏本番ではない、1に近い2なのです。つまり、シングル曲に関しては、海ワードが出てくる曲はほぼ夏曲と言っても良いと思います。

逆に2に関してはカップリング曲や公演曲が多く、内容も "賑わっていた海もいまや人はまばら" といったような哀愁ある雰囲気を人間関係と情景一致させている曲が多いです。

 

 

シングル曲は "ファンでない一般層も聴く可能性がある表向きな曲"、公演・カップリング曲は "ファン向けな表向きではない曲" だとすると、
表向きな曲は大衆ウケするように+アイドルの爽やかなイメージを押すために王道設定で海+夏曲を当てていて、
カップリング・公演曲にはやすすの嗜好が強く出た比較的自由に書かれた歌詞なのでこういう結果が出たのではないでしょうか?(知らんけど)

 

シングル曲を聴いて引っかかった人が、公演・カップリング曲でグッと引き込まれるような感じがあって良いですよね。
アケカス的には明るい曲なのに切ない歌詞にグッとくるのですが、そのグッときている時点でやすすの手のひらで転がされてる感じがしてたまりませんね。

 

4.やすすの海に対するイメージ

 

やすすの歌詞には、あらゆるモノと人間関係を重ね合わせて情景一致させているものが多いのですが、海舞台の曲に関しては特に強く出ています。
例えば "夏が行っちゃった" という曲は

「賑わっていた海の家が壊される 記憶の破片もまるで潮が引くように・・・ああ ポラロイド写真何枚か映して ああ あの恋が終わる」

このように夏の海の賑わい=恋の盛り上がり、潮の満ち引き=その恋の記憶の鮮明さと情景一致しています。
これは完全に憶測ですが、やすすは海や夏の刹那的な熱狂と、過ぎ去って哀愁漂う切なさに特にロマンを感じていて、歌詞という表現できる場に入れ込んでいるんじゃないかなあと思っています。

 

これには一つエピソードがあって、、(元情報を探したのですがなかったので記憶から失礼します)
SKE48に羽豆岬(はずみさき)という曲があります。
羽豆岬は愛知県知多半島の先にありますが、SKE48のオタクなら一度は訪れてみたい場所だと思います。
そんなメジャーな観光スポットでもない場所が選ばれたのは、この曲を書く前にやすすが「昔は賑わっていたけど今は少し寂しさのある海の街を探して欲しい」とスタッフに言ったそうです。
結局やすすは地図を見ながら想像で書いたらしいのですが、やっぱりやすす的に海にグッとくる部分があるんじゃないかなと思っています。

なんでやすすがそこにグッと来てるのかは分かりませんが、一つ挙げるとしたらやすすが東京生まれ東京育ちなので(Wikiより)自分から程遠い憧れみたいな部分はあるのかなと思ったりしています。これは本当に知らんけど、です。

 

5.最後に

 

調べてみて、シングル曲のTHE夏!海!みたいな曲は意外と少なくてびっくりしました。海というワードが入っていない夏曲はもちろんありますが......
逆にAKBの夏曲のイメージは、選抜総選挙をやってたからこそあの時期に確実にリリースされるという印象でそう感じているのかもなと思いました。
今回は海縛りでしたが、これ他のワード縛りで調べても面白いんじゃないかなと思ったので、暇なときにまたやってみたいと思います。