君に会う日が休日

好きなものがあるというのは最高です。

Panorama MV 考察

 

活動終了から約一年後、こんな文章を書くとは想像もしてませんでした。
まさかのタイミングですが、PanoramaのMV考察書かせてください。

 

なんでこのタイミングかというと、久しぶりに見たら色々感じずにはいられなかった、というそれだけです。
拡大解釈ばっかりしていますが、このために一日PanoramaのMVを見続けたオタクを優しく見守ってください。

 

 

1. このMVは過去、現在、未来を表したものだということ

このMVを見ていると気付くのが、何個かのシーンに分かれている、という事です。

まず説明の前にシーンだけ言ってしまうと、


「過去としてのIZ*ONE像」がこの黒と金の部屋のシーン



「現在のIZ*ONE像」がこの円形のステージのシーン
※現在というのは活動していた時の"今"という意味



「未来の姿」がユジンとウンビちゃんがいたこの大きな劇場と、ミンジュのこのシーン。


・最後に「日本と韓国」を表すのが奈子ちゃんとチェウォンがいたこの部屋のシーン。


大きくこんな感じです。なぜそうなのか説明するにはミンジュとへウォンが使う古い映写機が必要になってきます。

 

2.二人が使う映写機

まずへウォンが使っていたこの映写機は「スライド映写機」と言うそうです。

私も知らなくて調べたのですが、Wikiによると、「スライド映写機は、写真フィルムに光を透過させて映像(静止画)を映し出す装置で、その多くではスクリーンに拡大投影することを目的とした。」とあります。


この円の部分にフィルムを何枚も差してスライドショーの様に投影します。そしてへウォンが手に持っているスイッチを押すことで次に送ったり、戻ったりします。
つまりへウォンは瞬間瞬間を切り取った写真を投影する役割になります。

 

次にミンジュが使っていたこの映写機は、多分「8mm映写機」です。

 

これは細長い8mmフィルムをセットすることで、コマ送りの要領で映像を映すことが出来ます。
つまりミンジュは、瞬間瞬間を繋ぎ合わせた映像を投影する役割になります。

 

このMVでは何かに投影された映像や、二人が何かを映している場面が何回か出てくるので、これは映す対象が違うのでは?と考えました。
ここでへウォンは「瞬間を切り取った写真を投影する人」ですが、写真は一瞬を映したものなので、言い換えると今この瞬間を(切り取って)映し出す人、とします。
同じようにミンジュは「瞬間瞬間を繋ぎ合わせた映像を投影する人」ですが、こちらは映像なので、「今」以外の部分を映し出す人とします。

 

 

ヘウォンがここでフィルムを一つ差しますが、今を切り取ったフィルムを差しているとしたら、今までの沢山の瞬間を切り取った「今」が白い部分の分溜まったことになります。
これはこじつけですが、IZ*ONEの活動期間は30か月でした。そしてPanoramaが発売されたのは26か月経った2020年12月です。
26か月から空白期間の3か月を抜くと実質23か月なので、Panoramaの時期は全体のうち約77%の時点に位置するのですが、このスライド映写機にフィルムが溜まっているのも約7割くらいという、、
へウォンが今を映し出していて、この映写機にフィルムが全て差さった状態は活動完了を意味しているのでは。

 

次に、ミンジュが映し出すものは映像なのですが、

 

このMVにはメンバーの背景に映像が映し出されるシーンが何回もあります。上で今以外を映し出すと言いましたが、この後ろに映し出されるほとんどが「黒と金の部屋のシーン」の衣装を着たメンバーでした。

ここでミンジュが映写機にフィルムをセットして何かを映すのですが、前に立っているイェナの後ろに写されたのは、たった今フィルムをセットしていたミンジュです。


つまり未来の姿を映写機で映す事は出来ないので、たった今この瞬間からも過去になって行くという意味で、ミンジュは過去を映す人なのではないでしょうか。
そしてミンジュが映し出す映像に多い「黒と金の部屋のシーン」は過去としてのIZ*ONE像を表している、というのが、ブログ冒頭のシーン紹介に繋がります。

 


そしてこのシーン、ウォニョンがフィルムカメラで写真を撮るのですが、へウォンの例からすると今を撮っていることになるので、この衣装を着た円形のステージのシーンは「現在のIZ*ONE像」ではないでしょうか。
現在の、というのは意味そのままではなく今という瞬間のIZ*ONEというか、、、分かりにくいと思うのですが、またあとで話します。

 

3.ユジン、ウンビちゃん、ミンジュのシーン

MVを見ていて気になるのはこの3人が全く別の衣装を着て一人で映るシーンがあるという事です。



最初これが未来の姿なのか、過去のステージを夢見る姿なのか、それとも全く別の世界線なのかかなり迷ったのですが、今まで話してきた流れだと、過去と今ではないと思うので未来の姿ではないかと思っています。


またこじつけますが、

このミンジュのシーン、ちょいちょい小ネタが入っていて、右下の02:05hは多分ミンジュの誕生日が2月5日だからだと思います。その隣のTC(タイムコード)という所が、31から秒数が進んでいるのですが、MV自体も30秒なのはもちろん、上で話した30か月のその先ですよ、というのを表しているのかなと思いました。
その前のカチンコに18.10.29と書かれているのはデビュー日ですが、打つと0に戻るのもまた新たに撮り始めるという意味だと思っています。

 

4.日本と韓国

IZ*ONEは9人の韓国出身メンバーと、3人の日本出身メンバーが集まったグループですが、そんな状態を表すシーンが奈子ちゃんとチェウォンがいる部屋のシーンです。

こんな感じです。(①から下に→⑤から下にの順です。)
冒頭で左側にBewareで出てきた水色のトランクが置いてあるので、"日本の"要素を入れたいシーンでは?と考えました。



ですが、何回もMVの中ではこの部屋が出てきているのに、二人が部屋で一緒に居るのは最後の最後で、それまでは一人ずつ部屋にいるシーンばかりです。

 

では一旦部屋は置いておいて、、、
チェウォンは三角プリズムを持っているのが印象的です。

これはVioletaの時を連想させるものだと思いますが、まず三角プリズムには「光の分散」という作用があります。

https://www.jpu.or.jp/useful/spectrometer/ (画像お借りしました)


このように一つだった光が波長によって分かれて分散していくというものです。
すると、光というキーワードで、チェウォンと同じ部屋にいた奈子ちゃんの手に光が届くのは、このプリズムが関係しているのでは?と考えます。


上の分散の図を見てわかるように分散した光が色とりどりでメンバーカラーみたいですが、分散するという事はつまりIZ*ONEだった一つの光がプリズムを通って別々の道に進むという事を意味していて、奈子ちゃんの手に届く光は分散した光ではないかなと思いました。(よく見ると虹っぽいし) どんな場所にいても違う国でもそれぞれの光が届く、ということを意味するのではないでしょうか?

同じ意味合いで、このシーンも

 

目線が直接合う事は無いけれど、奈子ちゃんは鏡を通してチェウォンを見ていて、そんな奈子ちゃんをチェウォンも見守っている、というように、"繋がり"を意味していると。
そして、チェウォンが一人で紅茶を飲むシーンがありますが、その後二人が隣に座った時に前に置かれている紅茶は、湯気が立っていて、どちらも同じ量の紅茶が入っています。


これは完全に想像ですが、飲んだのに量が減らない、時間が経ったのに湯気が立ったままという、両者の関係が熱いまま変わらないという事を意味しているんじゃないかなと思います。
そして最後の初めて二人が手を重ねてきゅっと握るシーンで、改めて離れる事は無いんだとアピールするような図になっています。

最初見た時は、いやチェウォンさんなんか紅茶飲んでんな笑(ごめん) と思ってましたが意外と意味が込められてそうです。


違うシーンですが、このひいちゃんのシーン。


窓の外に海が見えるのも海の向こうという、二つの国というような意味が込められていると思います。

 

5.花びらが表すもの

次に花びらについてです。
これは分かりやすいかなと思いますが、最後のクライマックスで花びらが散る様子が描かれています。

 

これは花が咲いて散る、IZ*ONEが花だとしたら、終わりが近づいているという意味だと思います。
そして、ウォニョンは赤いドレスを着ていますが、曲始まりのパートでもあるので、デビュー曲la vie en roseの赤と掛けているのかなと思っています。

その最初のパートの歌詞は「風の終わりから訪れた小さな記憶」ですが、もし風の終わりが始まりを表すのであれば、最後のウォニョンのシーンで風がかなり吹いているのは始まりと終わりの対比を表していると思います。

次にこのシーン。

このシーンでチェウォンは円形のステージの周りにある客席に座って涙を流しています。この撮影の際、メンバーが「ここはWIZ*ONEの席なのに!(直接会えないなんて)」というような事を言っていました。
確かに今のIZ*ONEを周りで見守るファンという構図になっていると思います。ということはチェウォンがその席に座っているという事はWIZ*ONEを表しているのではないでしょうか。
泣く演技をする時に「幸せながらも、思い出を思い浮かべて泣いて欲しい」という説明を受けた、と言っていたのでWIZ*ONEを代弁したようなシーンかなと思います。

 

そして最後「Don't let me down Down Down」で花びらが手のひらに落ちますが、

これが誰かというと、衣装からして、キムチェウォンさんなんですね、、、

これは、WIZ*ONEの手のひらに花びらが落ちる、というよりは、WIZ*ONEの手に花びらが残ると言う方が分かりやすいかもしれません。
散った花びらが落ちてなくなるのではなく、手に残る、つまり人々の記憶に残り続ける、存在したことは変わらない、というような表現なんじゃないかなと。

 

6.繋げる役割

次に注目したいのが、下の咲良とユリのシーン。
今までのシーン設定を踏まえてみると、各シーンごとの間に入っている事が多いのがこの二人の場面になります。その位置から考えて、このシーンは繋げる意味があるのではないでしょうか。
一番わかりやすいのは「私たちは果てしなく繋がっているもの」のシーン、過去を表すシーンと今を表すシーンの間にこの二人が入っています。



ピンクとオレンジはそれぞれ咲良とユリのメンバーカラーですが、あえて反対の位置に座る事で、繋がりや交わりを表していると思います。つまり過去と今が繋がっているというニュアンスを表現することが出来るのではないかなと思います。

 

そもそもこのMVには対比に見える表現が多く使われています。
(チェスの白黒・昼夜・舞台と客席・鏡・映す映される......)
対比されたままだとそれで終わりますが、咲良・ユリのシーンもそうだし、ウンビちゃんが客席と舞台両方にいたり、繋がっていることをMV全体で表現している感じがします。
MVではないですが、一番わかりやすいのは披露するときの最初の体形。

誰一人として一方方向な人が居ないんですよね。誰もが誰かに触れていて触れられている。
絶対に離さないし離させない、みたいなこの体形から始まるの改めてめちゃくちゃ良いですよね。

 

7.記憶に残り続けるのは

かなり上の方で「現在のIZ*ONE像というのは意味そのままではなく、今という瞬間のIZ*ONEというか、、、分かりにくいと思うのですが、またあとで話します。」
と言ったと思うのですが、これは結構私の思想が混ざってるのでさらっと聞いてください。

言い方の問題な気もしますが、人の記憶の中に残るIZONEは過去としてのIZONEではなく、その瞬間瞬間の「今」が残っていくという話。
最後の歌詞は「永遠に覚えていて約束よ」という歌詞で、最後のシーンはこれです。

今を表すこのシーンが最後に来ているからこそ、「この今を覚えていて」と言っているように感じます。

 

8.最後に

これはあくまで私の思想がたっぷり詰まった考察なので、色々な見方のうちの一つとして見て貰えればうれしいです。
書き終わって思ったのが、これカムバしてすぐの時に終わらないで欲しいと思いながら考察考えてたら、違うように考察してたかもな~ということ、、、


5000字を超える激長思想考察読んでくださった方、おつかれさまでした。

 

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