君に会う日が休日

好きなものがあるというのは最高です。

IVE I AMの強さとやさしさ

 

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こんばんは。
IVEの新曲 "I AM"の歌詞について考えていたら、土曜日が終わっていました。

 

 

I AMがリリースされてから少しずつ歌詞の解釈を自分なりにしていたのですが、
すればするほどIVEというグループについて理解が深まったし、なによりこのI AMという曲の歌詞が本当に良いなと思ったので書かせてください。

 

って言っといて余談なんですけど、日本語の曲だったら聞いているうちに自然と理解して意味も合わせて聴けると思うんですが、韓国語の曲だと理解しようとしないとずっと音として流れてしまうな~と改めて思いました...........
そして上の画像なんですが、なんと、今回の歌詞解釈の一番重要な部分に関わっ..............

 

 

 

 

 

 

 

かわいいからサムネ用に載せました。
では始めます。
※解釈込みの訳になってるのと、違う部分あったら教えて下さい...!そして、あくまで私の解釈になるので、こういう見方もあるんだな〜と読んでもらえるとありがたいです。

 

 

まずこの曲の何が良いなと思ったかを先に言うと、この曲は"それぞれの道をいく" というメッセージが常に盛り込まれています。
最近は歌詞に"別に周りなんて気にしなくていいじゃん" "私は好きなようにするの" みたいな歌詞が多いなと感じるのですが、この曲はもっとやさしい強さを持っているなと思いました。
何か/誰かを目指して進むのでもなく、何かを否定して我を保つわけでもなく、ただないものを信じる力が描かれているなと。

 

冒頭のウォニョンパート

다른 문을 열어 따라 갈 필요는 없어
(他のドアを開けてついていく必要はないの)
넌 너의 길로 난 나의 길로
(きみはきみの道へ、私は私の道へ)

ここが分かりやすくこの曲に込められたメッセージだなと思っています。
が、初めてこれだけ聞くと強さだけ持ち合わせていて、若干自己責任的な面も感じるなと思っていました。

 

ですが、このパートを聴くとちょっと変わってきます。

너는 누군가의 dreams come true
(きみは誰かのdreams come true)
제일 좋은 어느 날의 déjà vu
(一番良いある日のデジャヴ)
머물고픈 어딘가의 낯선 view
(とどまりたいどこかの見慣れないビュー)
I'll be far away

ここ韻踏むための言葉選びだったりするので、直訳すると分かりにくくて色々と考えてみます。
まず最初「きみは誰かのdreams come true」と、きみも誰かにとっての夢がかなった存在なんだよ、と始まりますが、その他も「きみorきみは誰かの」に掛かっているのではと思いました。
まずデジャヴとは「すでにどこかで経験したことがあるように感じること。」らしいので、きみの過ごす日が"最高な日"のデジャヴであるように感じる(最高な日である)という事ではないでしょうか。
そして次も「きみは」に掛け、ビューの部分は「景色、場所」といった感じで解釈しました。すると、君がいる場所/見ている景色は誰かがとどまりたい(羨むような)と思うようなものなんだよ、といったメッセージに感じました。

 

こうしてみると、最初の「きみはきみの道、私は私の道へ」の部分は少し突き放された意味合いではなく、それぞれのいく道を肯定してくれているんだなと感じます。

 

そしてサビ。

That's my life is 아름다운 galaxy
(これこそが私の人生で、人生は美しい銀河のよう)
Be a writer, 장르로는 fantasy
(Be a writer ジャンルはファンタジー)
내일 내게 열리는 건 big, big stage
(明日私に開かれるのは大きなステージ)
So that is who I am

ここのBe a writerジャンルはファンタジ―ですが、ファンタジーは「自由奔放な想像」という意味なので、私が私の人生の書き手となって、自由に描いていく、という意味ではないでしょうか。
そして「明日私に開かれるのは」これが今日ではなくなんで明日なんだろう、と思ったのですが、明日が来たら、また明日が来るというようにbig stageのような壮大で素敵な何かが必ず待っているという希望を込めているのかなと思いました。
そして最後にSo that is who I amと、これこそが私であるのだと言っています。

 

はい、私が一番好きな部分来ました!!!!

어느 깊은 밤길을 잃어도
(ある深く暗い夜、道に迷っても)
차라리 날아올라 그럼 네가 지나가는 대로 길이거든
(いっそのこと舞い上がれば、きみの進んだままが道になる)

良すぎる。今までもずっと「自分の道を行く」といったメッセージが込められてきましたが、ここでは上手くいかないことがあった時も、きみの進む先が道になるんだという。良すぎるし、良すぎる。
今回I AMは飛行機がテーマのうちの一つだと思いますが、それにかけて「舞い上がれば」と言っているのもうますぎます。

 

冒頭でこの曲は「何か/誰かを目指して進むのでもなく、何かを否定して我を保つわけでもなく、ただないものを信じる力が描かれている」と書いたのですが、なんとなく感じましたか......?

途中の歌詞で넌 그냥 믿으면 돼(きみはただ信じればいいんだよ)という部分がありますが、この歌詞になにを信じるのかは書かれていません。
それこそがただ無条件に信じることなのかなと思っています。

 

前にどこかでIVEはELEVEN、LOVE DIVE、After LIKE、I AMと幅広いコンセプトをしているというのを見たのですが、私はかなり一貫性があったなと思っていて、それの理由がコンセプトは違えどこういったメッセージがずっと込められてきたから、そしてIVEのメンバー自身がそれを体現しているからだと思います。

 

まーた余談なんですけど、ある本に「人間とは、人間とはなにかをつねに決定する存在だ。」という一文があって好きなのですが、まさに今回のI AMも「私とは、私とはなにかをつねに決定する存在」であることが描かれているなと。
今の自分を肯定してくれて、これからへの希望を語ってくれて、無条件に信じる力を示してくれて、すべて含めそれが自分の道になると言ってくれて。私がI AMの歌詞を好きな理由はこの強さと優しさなんだろうなと思いました。

 

まだ今回の活動は始まったばかりなので、これからこの曲を歌うIVEちゃんを沢山見れるのがめちゃくちゃ嬉しいです。

 


てかまた余談なんですけどI AMとKitschがダブルタイトルな事実、メンバーがインタビューとかバラエティ番組で話してじわじわと(あ......ダブルタイトル.......?ん....そうなんだ.....?)みたいになってるの、ちょっと面白いよね。

 

え、本当にダブルタイトルだよね?

 おしまい