君に会う日が休日

好きなものがあるというのは最高です。

新人賞をとったミンジュさんへ

 

 

12月30日、ミンジュさんがMBC演技大賞で新人賞をとりました。

本当に嬉しくて嬉しくて最高の気持ちのままこれを書いているんですが、
年末だし、新人賞とったし、せっかくなのでちょっと振り返ってみたいと思います。

 

まず、ミンジュさんはIZ*ONEの活動終了時のプメに

「ちょっと長くかかるかもしれないし、今のようにありがたくて愛してるという言葉を伝える機会が多くないかもしれないけど、必ず忘れないで待っていてね」

と書いていて、これを見てああ多分ミンジュさんはアイドルを続ける選択肢はないんだろうなあと感じました。

 

そもそも、ミンジュさんは中学生の頃ボランティア活動に行った帰りに路上でスカウトされたのですが(スカウトのタイミングミンジュさんぽ過ぎる)その事務所Urban Worksはアイドルよりは俳優業の方が多く(多分)、ミンジュさんも以前はショートフィルムに出演したりしていました。

そして、元々は少女レシピというアイドルグループでのデビューが予定されていましたが、その計画が途中でなくなってしまい、最後のチャンスで出演したのがproduce48でした。

 

なので、ミンジュさんは"アイドル"に絶対なりたいというよりは、なにかしらの形で"デビュー"したかったんだろうし、それがIZ*ONEだったんだと思います。

だからこそミンジュさんにとってIZ*ONEでの活動は特別だったはずだし、ミンジュさんのなかではアイドル活動=IZ*ONEなので、活動終了してから違うチームでアイドルを続ける選択肢はなかったんだろうなと。

 

そんなこんなで活動が終わり、ミンジュさんは俳優業を選びました。

 

活動終了後は主に、ずっと続けている音楽中心のMC、YouTubeの番組Get it beautyのMC、MBCの旅行宿探し番組(?)구해줘!숙소出演、他モデル仕事、、といった感じで進んできました。

 

そして去年~今年IZ*ONEメンバーは全員ソロ、グループデビューを果たし、全員それぞれの形で本当に本当に活躍していました。

お互いの活躍を見守り応援し合う今は、活動終了時感情がおしまいになっていた中でも、せめて別の道に進むならそうであってほしいと望んでいた未来です。

 

一方で、「デビュー」「カムバ」といった目に見える形で始動しにくいミンジュさんは絶対に焦りや不安が大きかっただろうなと思います。

全員活躍しているからこそ比べてしまったり、俳優という道に自分で進んだことを正解にするしかないという覚悟と不安の間にいたんだろうなと思うと心が痛いです。

 

それでもいつもデビューやカムバで音楽中心にメンバーが来るときは楽屋を自ら飾ったり、MCしているとき目線から愛を感じたり、本当に心からメンバーを愛しているんだなと。それが両立できるミンジュさんは本当に素敵な人です。

 

そして6月あたま頃にちらっとキャスティングされたという噂が流れ始め、公式にネット記事で発表されました。

嬉しそうです。

そして事務所移籍が噂される中、めちゃくちゃ豪華な俳優陣が揃うManagement Soopに移籍決定。

 

嬉しそうです。

 

こうして急にどどっと発表されるのを見ると、誰も知らないところで本当に頑張って準備してくれていたんだなあ。

記事によると「若いながら落ち着いていて全てを備えた人」を探していたところミンジュさんを見つけ、4回もオーディションを重ねたのちのキャスティングだったときいて、うちの子がぴったりじゃないですか、、、になりました。

禁婚令では王の妻世子嬪(チャヨン)役と、その世子嬪によく似た黒幕(?)チャニョン役という、一人二役を演じたわけですが、本当に役が合っていたし、演技が丁寧だし、もっともっといろんな役を演じるミンジュさんを見ていたいなと思いました。
(次は絶対に死なない幸せな役をください、無駄にポッポさせないでください)

 

そして昨日、MBC演技大賞で新人賞を獲得しました。

 

俳優というお仕事は表に出ない部分の方が圧倒的に長くて、オーディションの準備をして、受かったと思えば何か月も誰にも知られず撮影して、そしてやっと放送される。そんな日々を過ごしたミンジュさんの頑張った証が、目に見える賞として残ることが本当に嬉しいです。

 

ミンジュさんは最後のプメでも「長くかかるかもしれない」と言っていたり、他にも「遅くて足りない部分もあるのに」とか言うけれど、ゆっくりだとしても確実に前に進もうと頑張れるのがミンジュさんの良さだと思います。

 

だから、急いで走って疲れて進めなくなるよりも、ゆっくり歩きながら長く長くやりたいことをしてくれていたらいいなと思っています。
俳優として進んでいく道が愛に溢れていますように。

 

 

最後に、ミンジュさん本当に本当におめでとう!

 

 

あなたにとってのAKB48とは?

 

 

年末が近づいてきて、またお気持ち表明したくなってきました。

というのもみなさん、このインタビュー読みましたか?

qetic.jp

 

読んでない方は読んでから戻ってきてください、遅れてる人は絶対に置いて行かないがポリシーなので.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

読み終わった、行きましょう。

 

Qeticのインタビューはいつもボリュームと質の良さで完全に信頼のメディアですが、今回も素晴らしいインタビューを出してくれました。

 

特にこの質問。

 

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もう質問文で優勝が確定なわけです。

ちなみにこれに答えるのが初センターの千葉恵里ちゃん、初選抜研究生の佐藤綺星ちゃん、11年目の初選抜茂木忍ちゃんなのですが......

まずこの3人が同じ選抜に入ってること自体がめちゃくちゃAKBっぽくないですか?

 

 

生まれつきの主人公タイプで、発光タイプのオーラ纏って、研究生ながら即戦力で活躍していくあいりちゃん、
着実に今どきなファンを増やし、今のAKBでなるべくしてセンターになったえりいちゃん、
11年間なかなか芽が出ず、でもずっと諦めずに前に進み続けて、チャンスを掴み念願の選抜入りした茂木ちゃん

 

この3人がこの質問に答えるわけですよ。

 

 

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なんか......ありえないくらい良い。

茂木さんの文章をもう一度抜き出すと、

 

なんだろう......憧れ。自分は当事者だけどAKB48はずっと叶いきらない憧れの対象で、選抜に入ったことで「夢が叶ったね」って言われるけどそれもまた違って。いつ満たされるのかは分からないですけど、私はずっとAKB48を追い求めて走ってるんだと思います。それはもしかしたら"あの頃"のAKB48かもしれないし、新しく作っていくAKB48かもしれない。いつか辞めるときが来ても、私はAKB48にずっと憧れ続けていると思います。

 

 

震えません?

私は絶対に「全盛期」って言わないオタクなのですが、(前置き) 「あの頃」ってなんとなく共通認識はあるけど、多分人によって若干違うんですよね。

もちろん、ポニシュの時期が本当に好きで!!みたいな人もいると思うけど。
「あの頃のAKBが好き」とか、「AKBぽいよね」とか、そのAKBって、その人が通ってきた過程で作り上げられたAKBの概念みたいなものかなと思ってます。

 

なので茂木さんの

「自分は当事者だけどAKB48はずっと叶いきらない憧れの対象で、」

「いつか辞めるときが来ても、私はAKB48にずっと憧れ続けていると思います。」

この部分がオタクでもすごい共感できるなと。

 

ただAKBを追い求めるというのは「似せる」ではないし、今のAKBを見ればそれが「AKBにしかない良さの追求」だということがわかると思います。

 

 

そんなことを考えながら、じゃあオタクにとってのAKB48ってなんだろう?と気になり、皆さんに答えてもらいました。

(答えてくださった方々ありがとうございます!)

 

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こんな感じで質問をしました。
ジャンル分けして回答を紹介していきたいと思います。まずはこちら。

 

 

オタクさんたちみんなAKBに生かされてる..........分かる。
趣味って、主の生活があってそれにちょこっと添えるもの、みたいなほうが一般的かと思うんですが、それを超えて人生に大きく影響されてるの良いよね。楽しいよね。

 

次はこちら。
AKBと言えば青春、一緒に育ってきたみたいな感覚あるの分かります。曲聴くとその曲を聴いていた頃のこと思い出したりするよね。
そして、AKBが自分の居場所になっていた人もたくさんいて、見ているときは楽しさで満たされて自分でいられるような感覚も分かるなあ。
(一部*にしました)

 

 

次はこちら。
ずっと横に居る存在な人もいれば、近いのに手が届かない憧れの存在(遠距離ポスターですか?)の人もいて分かる!!!になりました。
あと、AKBを親だと思っている人いますが、あれですね、ひよこが初めて見たものを親だと認識するやつですね。(違いますよ)

 

次はこちら。
AKBから力を貰っている人も沢山いました。
何回も言いますが、AKB48からしか得られない栄養素があります!!! 

 

好きなものがあるから頑張れる!という人もいれば、毎日続く日々の中で、好きなものを見ると癒されて回復する、の2パターンあると思ってます。どちらにしろAKBさんのパワーが必要不可欠なんだなと思います。

 

 

次はこちら、最高の趣味、分かりすぎる。

好きなものは好きなだけ良いし、多いだけ良いと思ってるのですが、みなさん本当にAKB好きで大切なんだなと伝わってきて"良"です。

 


最後に、番外編(長く回答してくださりありがとうございます!)

AKBが永遠なのは、AKBそのものは変わらないという概念みたいな話なのかなぁと思ったり、自分が支えてもらった分なにか返したいというのも分かるし、普通だったはずの日常がAKBという存在で煌めく部分が増えたり。

 

衣装のコメントはいやならないんかいとなりましたが、衣装は本当にいいよね。

メンバー自身もその衣装を着ることが嬉しそうだし、オタク側も見てて嬉しいし、AKBを定義付けるものの一つに衣装は必ず入るんだろうなと思います。

 

最後、私の成長のそばにあるってめちゃくちゃ分かります。あの曲がリリースした時は自分は○○で、逆に自分が○○の時はAKBが〜〜で、みたいな、常に自分の思い出と一緒に思い出されるような感覚ありますよね。(素敵なメッセージまでありがとうございます....!私もコメントしてくださったあなたの好きなアイドルさんが幸せでいられるように願ってます、そしてフォローしてなかったら言ってください.......)

 

 

オタクのみなさんの「あなたにとってのAKB48」を聞いて、なんでもありのAKBというのは本人たちのことでもあり、オタクそれぞれのAKBがあることでもあるのかなと思いました。

 

ちなみに私にとってのAKBってなんだろうと考えてみたんですが、今のところ「ずっと変わらないもの」です。

 

 

本当に最後に、回答してくださった方ありがとうございました〜!!

 

 

海が舞台の歌詞から見るAKB

 

すっかり暑くなって夏全開の日々が続いていますが、、
夏と言ったら自由研究!ということで、今年の調べものを発表したいと思います。

 

研究テーマはずばり「海が舞台の歌詞から見るAKB」!!!

 

AKBと言えば、夏曲!海!みたいなイメージがある方もいると思います。
まさにその通りで、AKB48には「海」という単語が歌詞に入る曲が約60曲あります。
とはいえ、AKB好きな方なら知っていると思いますが、全てが夏の海舞台の曲ではありません。
というか、意外と夏!海!みたいな曲って少なくない?
ということで、今年の夏の自由研究は海が舞台の歌詞から見るAKBでいかせて頂きます。(勝手にしてください)

※ここからの歌詞情報・検索は https://j-lyric.net/ を使います。

 

 

1. はじめに

 

このテーマに取り掛かろうと決めたきっかけは、私が好きなAKBの海系の曲が夏舞台ではなかったから、です。
例を挙げると、Only todayはあんなに明るい曲調で

「どうしても来たかった真冬の海辺へ」

と真冬の海が舞台。

 

ノースリーブスの、嘘でしょ?~七里ガ浜の七不思議~は、THE夏!みたいなメロディーで

「海沿いの緩やかなカーブ 原付バイクで走る風はまだ冷たい」

と、春先の海沿いが舞台。

 

このように雰囲気で夏曲だと思ってた曲が夏舞台ではなかったのです。
今までも、海なのに夏ではないという変化球感が好きだったのですが、じゃあ他の曲はどうなんだろうという事で調べてみました。
やすすの海に対するイメージと、趣を感じる部分、そして使い分けという部分が関わって来てるのでは、、?と予想しながら進めていきます。

 

2. 集計結果

 

AKB48の楽曲(ユニット無し)に海という単語が入っている曲は59曲ありました。
これを三つに分類します。


1.海が舞台の夏曲(オレンジ)
2.海が舞台の夏以外の季節曲(青)
3.その他or季節が分からない(グレー)

 

※シングル曲はタイトルをグレーに塗りつぶし
※「海ほたる」のような海自体ではない使われ方は除外
※回想シーンが夏だとしてもその曲の現在の情景を優先



はい、誤植や数え忘れがあったら許してください.......
左から、曲名、歌詞(該当部分・季節判別部分)、色分けと並んでいます。
数えてみると、1が17曲、2が16曲、3が26曲という結果になりました。

 

一般的には海=夏だし、AKBのイメージ的にも夏曲の1が多いかと思いきや、
2の、"海舞台なのに夏以外の季節の曲" もほぼ同じくらいある事が分かります。
シングル曲で見ると、海というワードが入っている曲は6曲、そのうちの4曲は夏曲でした。

 

3.シングル曲と、カップリング・公演曲の関係

 

その他は今回は置いておいて、1と2だけを抜き出したのがこちらです。

シングル曲に関しては2の方が少なくなりましたが、
2のエビカツとポニシュシュの歌詞を見てみると


「海沿いの国道をまだまだ空いてるバスに乗り 潮風を追いかけて誰よりも早く夏を探すんだ」


「カレンダーより早くシャツの袖口まくって 太陽が近づく気配僕の腕から衣替え」

 

このように、夏間近ではあるものの季節的には夏本番ではない、1に近い2なのです。つまり、シングル曲に関しては、海ワードが出てくる曲はほぼ夏曲と言っても良いと思います。

逆に2に関してはカップリング曲や公演曲が多く、内容も "賑わっていた海もいまや人はまばら" といったような哀愁ある雰囲気を人間関係と情景一致させている曲が多いです。

 

 

シングル曲は "ファンでない一般層も聴く可能性がある表向きな曲"、公演・カップリング曲は "ファン向けな表向きではない曲" だとすると、
表向きな曲は大衆ウケするように+アイドルの爽やかなイメージを押すために王道設定で海+夏曲を当てていて、
カップリング・公演曲にはやすすの嗜好が強く出た比較的自由に書かれた歌詞なのでこういう結果が出たのではないでしょうか?(知らんけど)

 

シングル曲を聴いて引っかかった人が、公演・カップリング曲でグッと引き込まれるような感じがあって良いですよね。
アケカス的には明るい曲なのに切ない歌詞にグッとくるのですが、そのグッときている時点でやすすの手のひらで転がされてる感じがしてたまりませんね。

 

4.やすすの海に対するイメージ

 

やすすの歌詞には、あらゆるモノと人間関係を重ね合わせて情景一致させているものが多いのですが、海舞台の曲に関しては特に強く出ています。
例えば "夏が行っちゃった" という曲は

「賑わっていた海の家が壊される 記憶の破片もまるで潮が引くように・・・ああ ポラロイド写真何枚か映して ああ あの恋が終わる」

このように夏の海の賑わい=恋の盛り上がり、潮の満ち引き=その恋の記憶の鮮明さと情景一致しています。
これは完全に憶測ですが、やすすは海や夏の刹那的な熱狂と、過ぎ去って哀愁漂う切なさに特にロマンを感じていて、歌詞という表現できる場に入れ込んでいるんじゃないかなあと思っています。

 

これには一つエピソードがあって、、(元情報を探したのですがなかったので記憶から失礼します)
SKE48に羽豆岬(はずみさき)という曲があります。
羽豆岬は愛知県知多半島の先にありますが、SKE48のオタクなら一度は訪れてみたい場所だと思います。
そんなメジャーな観光スポットでもない場所が選ばれたのは、この曲を書く前にやすすが「昔は賑わっていたけど今は少し寂しさのある海の街を探して欲しい」とスタッフに言ったそうです。
結局やすすは地図を見ながら想像で書いたらしいのですが、やっぱりやすす的に海にグッとくる部分があるんじゃないかなと思っています。

なんでやすすがそこにグッと来てるのかは分かりませんが、一つ挙げるとしたらやすすが東京生まれ東京育ちなので(Wikiより)自分から程遠い憧れみたいな部分はあるのかなと思ったりしています。これは本当に知らんけど、です。

 

5.最後に

 

調べてみて、シングル曲のTHE夏!海!みたいな曲は意外と少なくてびっくりしました。海というワードが入っていない夏曲はもちろんありますが......
逆にAKBの夏曲のイメージは、選抜総選挙をやってたからこそあの時期に確実にリリースされるという印象でそう感じているのかもなと思いました。
今回は海縛りでしたが、これ他のワード縛りで調べても面白いんじゃないかなと思ったので、暇なときにまたやってみたいと思います。

Panorama MV 考察

 

活動終了から約一年後、こんな文章を書くとは想像もしてませんでした。
まさかのタイミングですが、PanoramaのMV考察書かせてください。

 

なんでこのタイミングかというと、久しぶりに見たら色々感じずにはいられなかった、というそれだけです。
拡大解釈ばっかりしていますが、このために一日PanoramaのMVを見続けたオタクを優しく見守ってください。

 

 

1. このMVは過去、現在、未来を表したものだということ

このMVを見ていると気付くのが、何個かのシーンに分かれている、という事です。

まず説明の前にシーンだけ言ってしまうと、


「過去としてのIZ*ONE像」がこの黒と金の部屋のシーン



「現在のIZ*ONE像」がこの円形のステージのシーン
※現在というのは活動していた時の"今"という意味



「未来の姿」がユジンとウンビちゃんがいたこの大きな劇場と、ミンジュのこのシーン。


・最後に「日本と韓国」を表すのが奈子ちゃんとチェウォンがいたこの部屋のシーン。


大きくこんな感じです。なぜそうなのか説明するにはミンジュとへウォンが使う古い映写機が必要になってきます。

 

2.二人が使う映写機

まずへウォンが使っていたこの映写機は「スライド映写機」と言うそうです。

私も知らなくて調べたのですが、Wikiによると、「スライド映写機は、写真フィルムに光を透過させて映像(静止画)を映し出す装置で、その多くではスクリーンに拡大投影することを目的とした。」とあります。


この円の部分にフィルムを何枚も差してスライドショーの様に投影します。そしてへウォンが手に持っているスイッチを押すことで次に送ったり、戻ったりします。
つまりへウォンは瞬間瞬間を切り取った写真を投影する役割になります。

 

次にミンジュが使っていたこの映写機は、多分「8mm映写機」です。

 

これは細長い8mmフィルムをセットすることで、コマ送りの要領で映像を映すことが出来ます。
つまりミンジュは、瞬間瞬間を繋ぎ合わせた映像を投影する役割になります。

 

このMVでは何かに投影された映像や、二人が何かを映している場面が何回か出てくるので、これは映す対象が違うのでは?と考えました。
ここでへウォンは「瞬間を切り取った写真を投影する人」ですが、写真は一瞬を映したものなので、言い換えると今この瞬間を(切り取って)映し出す人、とします。
同じようにミンジュは「瞬間瞬間を繋ぎ合わせた映像を投影する人」ですが、こちらは映像なので、「今」以外の部分を映し出す人とします。

 

 

ヘウォンがここでフィルムを一つ差しますが、今を切り取ったフィルムを差しているとしたら、今までの沢山の瞬間を切り取った「今」が白い部分の分溜まったことになります。
これはこじつけですが、IZ*ONEの活動期間は30か月でした。そしてPanoramaが発売されたのは26か月経った2020年12月です。
26か月から空白期間の3か月を抜くと実質23か月なので、Panoramaの時期は全体のうち約77%の時点に位置するのですが、このスライド映写機にフィルムが溜まっているのも約7割くらいという、、
へウォンが今を映し出していて、この映写機にフィルムが全て差さった状態は活動完了を意味しているのでは。

 

次に、ミンジュが映し出すものは映像なのですが、

 

このMVにはメンバーの背景に映像が映し出されるシーンが何回もあります。上で今以外を映し出すと言いましたが、この後ろに映し出されるほとんどが「黒と金の部屋のシーン」の衣装を着たメンバーでした。

ここでミンジュが映写機にフィルムをセットして何かを映すのですが、前に立っているイェナの後ろに写されたのは、たった今フィルムをセットしていたミンジュです。


つまり未来の姿を映写機で映す事は出来ないので、たった今この瞬間からも過去になって行くという意味で、ミンジュは過去を映す人なのではないでしょうか。
そしてミンジュが映し出す映像に多い「黒と金の部屋のシーン」は過去としてのIZ*ONE像を表している、というのが、ブログ冒頭のシーン紹介に繋がります。

 


そしてこのシーン、ウォニョンがフィルムカメラで写真を撮るのですが、へウォンの例からすると今を撮っていることになるので、この衣装を着た円形のステージのシーンは「現在のIZ*ONE像」ではないでしょうか。
現在の、というのは意味そのままではなく今という瞬間のIZ*ONEというか、、、分かりにくいと思うのですが、またあとで話します。

 

3.ユジン、ウンビちゃん、ミンジュのシーン

MVを見ていて気になるのはこの3人が全く別の衣装を着て一人で映るシーンがあるという事です。



最初これが未来の姿なのか、過去のステージを夢見る姿なのか、それとも全く別の世界線なのかかなり迷ったのですが、今まで話してきた流れだと、過去と今ではないと思うので未来の姿ではないかと思っています。


またこじつけますが、

このミンジュのシーン、ちょいちょい小ネタが入っていて、右下の02:05hは多分ミンジュの誕生日が2月5日だからだと思います。その隣のTC(タイムコード)という所が、31から秒数が進んでいるのですが、MV自体も30秒なのはもちろん、上で話した30か月のその先ですよ、というのを表しているのかなと思いました。
その前のカチンコに18.10.29と書かれているのはデビュー日ですが、打つと0に戻るのもまた新たに撮り始めるという意味だと思っています。

 

4.日本と韓国

IZ*ONEは9人の韓国出身メンバーと、3人の日本出身メンバーが集まったグループですが、そんな状態を表すシーンが奈子ちゃんとチェウォンがいる部屋のシーンです。

こんな感じです。(①から下に→⑤から下にの順です。)
冒頭で左側にBewareで出てきた水色のトランクが置いてあるので、"日本の"要素を入れたいシーンでは?と考えました。



ですが、何回もMVの中ではこの部屋が出てきているのに、二人が部屋で一緒に居るのは最後の最後で、それまでは一人ずつ部屋にいるシーンばかりです。

 

では一旦部屋は置いておいて、、、
チェウォンは三角プリズムを持っているのが印象的です。

これはVioletaの時を連想させるものだと思いますが、まず三角プリズムには「光の分散」という作用があります。

https://www.jpu.or.jp/useful/spectrometer/ (画像お借りしました)


このように一つだった光が波長によって分かれて分散していくというものです。
すると、光というキーワードで、チェウォンと同じ部屋にいた奈子ちゃんの手に光が届くのは、このプリズムが関係しているのでは?と考えます。


上の分散の図を見てわかるように分散した光が色とりどりでメンバーカラーみたいですが、分散するという事はつまりIZ*ONEだった一つの光がプリズムを通って別々の道に進むという事を意味していて、奈子ちゃんの手に届く光は分散した光ではないかなと思いました。(よく見ると虹っぽいし) どんな場所にいても違う国でもそれぞれの光が届く、ということを意味するのではないでしょうか?

同じ意味合いで、このシーンも

 

目線が直接合う事は無いけれど、奈子ちゃんは鏡を通してチェウォンを見ていて、そんな奈子ちゃんをチェウォンも見守っている、というように、"繋がり"を意味していると。
そして、チェウォンが一人で紅茶を飲むシーンがありますが、その後二人が隣に座った時に前に置かれている紅茶は、湯気が立っていて、どちらも同じ量の紅茶が入っています。


これは完全に想像ですが、飲んだのに量が減らない、時間が経ったのに湯気が立ったままという、両者の関係が熱いまま変わらないという事を意味しているんじゃないかなと思います。
そして最後の初めて二人が手を重ねてきゅっと握るシーンで、改めて離れる事は無いんだとアピールするような図になっています。

最初見た時は、いやチェウォンさんなんか紅茶飲んでんな笑(ごめん) と思ってましたが意外と意味が込められてそうです。


違うシーンですが、このひいちゃんのシーン。


窓の外に海が見えるのも海の向こうという、二つの国というような意味が込められていると思います。

 

5.花びらが表すもの

次に花びらについてです。
これは分かりやすいかなと思いますが、最後のクライマックスで花びらが散る様子が描かれています。

 

これは花が咲いて散る、IZ*ONEが花だとしたら、終わりが近づいているという意味だと思います。
そして、ウォニョンは赤いドレスを着ていますが、曲始まりのパートでもあるので、デビュー曲la vie en roseの赤と掛けているのかなと思っています。

その最初のパートの歌詞は「風の終わりから訪れた小さな記憶」ですが、もし風の終わりが始まりを表すのであれば、最後のウォニョンのシーンで風がかなり吹いているのは始まりと終わりの対比を表していると思います。

次にこのシーン。

このシーンでチェウォンは円形のステージの周りにある客席に座って涙を流しています。この撮影の際、メンバーが「ここはWIZ*ONEの席なのに!(直接会えないなんて)」というような事を言っていました。
確かに今のIZ*ONEを周りで見守るファンという構図になっていると思います。ということはチェウォンがその席に座っているという事はWIZ*ONEを表しているのではないでしょうか。
泣く演技をする時に「幸せながらも、思い出を思い浮かべて泣いて欲しい」という説明を受けた、と言っていたのでWIZ*ONEを代弁したようなシーンかなと思います。

 

そして最後「Don't let me down Down Down」で花びらが手のひらに落ちますが、

これが誰かというと、衣装からして、キムチェウォンさんなんですね、、、

これは、WIZ*ONEの手のひらに花びらが落ちる、というよりは、WIZ*ONEの手に花びらが残ると言う方が分かりやすいかもしれません。
散った花びらが落ちてなくなるのではなく、手に残る、つまり人々の記憶に残り続ける、存在したことは変わらない、というような表現なんじゃないかなと。

 

6.繋げる役割

次に注目したいのが、下の咲良とユリのシーン。
今までのシーン設定を踏まえてみると、各シーンごとの間に入っている事が多いのがこの二人の場面になります。その位置から考えて、このシーンは繋げる意味があるのではないでしょうか。
一番わかりやすいのは「私たちは果てしなく繋がっているもの」のシーン、過去を表すシーンと今を表すシーンの間にこの二人が入っています。



ピンクとオレンジはそれぞれ咲良とユリのメンバーカラーですが、あえて反対の位置に座る事で、繋がりや交わりを表していると思います。つまり過去と今が繋がっているというニュアンスを表現することが出来るのではないかなと思います。

 

そもそもこのMVには対比に見える表現が多く使われています。
(チェスの白黒・昼夜・舞台と客席・鏡・映す映される......)
対比されたままだとそれで終わりますが、咲良・ユリのシーンもそうだし、ウンビちゃんが客席と舞台両方にいたり、繋がっていることをMV全体で表現している感じがします。
MVではないですが、一番わかりやすいのは披露するときの最初の体形。

誰一人として一方方向な人が居ないんですよね。誰もが誰かに触れていて触れられている。
絶対に離さないし離させない、みたいなこの体形から始まるの改めてめちゃくちゃ良いですよね。

 

7.記憶に残り続けるのは

かなり上の方で「現在のIZ*ONE像というのは意味そのままではなく、今という瞬間のIZ*ONEというか、、、分かりにくいと思うのですが、またあとで話します。」
と言ったと思うのですが、これは結構私の思想が混ざってるのでさらっと聞いてください。

言い方の問題な気もしますが、人の記憶の中に残るIZONEは過去としてのIZONEではなく、その瞬間瞬間の「今」が残っていくという話。
最後の歌詞は「永遠に覚えていて約束よ」という歌詞で、最後のシーンはこれです。

今を表すこのシーンが最後に来ているからこそ、「この今を覚えていて」と言っているように感じます。

 

8.最後に

これはあくまで私の思想がたっぷり詰まった考察なので、色々な見方のうちの一つとして見て貰えればうれしいです。
書き終わって思ったのが、これカムバしてすぐの時に終わらないで欲しいと思いながら考察考えてたら、違うように考察してたかもな~ということ、、、


5000字を超える激長思想考察読んでくださった方、おつかれさまでした。

 

youtu.be

 

 

 

 

 

 

残しておく文章

 

 

これは自分のためにひっそりと置いておく文章です。このブログを読んでて見つけたら適当に読んでください。

 

もう少しで社会人になります。
学生最後の3/31と、社会人1日目の4/1は1日しか変わらないのに、世の中では大きく変わるみたいです。

 

私は小学生後半からアイドルが大好きだったので、もう人生の約半分はオタクをしています。
最近の不安は仕事でアイドルをリアルタイムで追えなくなるかもしれないこと、楽しみなことは退勤ツイートで溜めに溜めた退勤画像を使うことです。しょうもない。

 

 

オタクの皆さんを見ているから割と普通だと思っていましたが、この好きなものへの没頭する勢いは一般の人からすると普通ではないぽいです。
若干その違いに驚きながらも、逆に私は就活で活きたりもしました。
いや、未だにある面接の記録に "アイドルの追っかけ" と記録されたことは根に持っていますが.....(アイドルについて喋りすぎだよ)

 

とにかく、好きなものに生かされ、好きなものに救われる、私生活とは切り離せないほど私の一部になっています。

 

ところで就活期、先が見えない時期はシンプルに病むので普段やらないことをし始めます。その一つが "小学生の頃の作文を読む" です。

 

大体どうでも良いことを書いていましたが、パッと開いたページに1/2成人式(10歳)記念で書いた作文が出てきました。

「ぜったい、全部が全部出来る人には、なれないと思うけれど、やさしい人になっていてほしいです。」

これを見て約1年前の情緒不安定な私は普通に泣きました。今考えるとなかなかカオスな図ですが、こうやって過去の自分に救われることもあります。

 

ちなみに、「おっきい白い犬飼ってますか」と書いた約10年前の私へ、飼ってないよ。

 

だから、こんな文章もいつか見たら書いてよかったなと思えれば良いなと思って書いています。(思うか?)

 

今まで生活の軸の一つだったことが忙しかったので、学生という身分もプラスされてなかなかフルでオタク活動はできない状態でした。
とはいえなるべく、いや無理矢理行けるものは行っていたのですが、他に休日があまりなかったので気持ち的にはアイドルに会う日が休日でした。

 

このブログのタイトルは「君に会う日が休日」です。これはPUNPEEのScenario(Film)の歌詞の一部なのですが、元はというと

 

「君はベイビーホリデイ 僕は呼ぶ
僕の仕事は休日も平日 だからか
君に会う日が休日 だから君自体が休日」

 

こんな歌詞です。

 

普通に元々この曲が好きというのもあるけど、"君"がアイドルだとしたら、なんとなく私の今と似てるなと思って取ったお気に入りのフレーズです。

 

多分社会人になってもこの歌詞と変わらない日々を過ごしている気がします。というか、そうでいてほしいと思います。
好きなものがなくなった自分は、ただの自分になってしまいそうな気もして。

 

ということで、社会人になったら、より一層適当なツイートと、熱心なオタクのお気持ち表明を心がけていきます。
そして自分が何かを好きだと思う気持ちと、その物差しを大切にしていたいなぁと思います。

 

では、今後のより良い社会人オタクライフを願っておしまいにしようと思います。

アイドルのドキュメンタリーが苦手

 

 

アイドルのドキュメンタリーが苦手です。
これは完全に私個人の話なので、ふーんと思いながら斜め読みしてください。(ここで出てくる対象は私の体験に沿った対象なので否定してるわけではありません!)

 

 

アイドルをずっと追ってきた私にとってドキュメンタリーはかなり見る機会が多かったのですが、どうしてもドキュメンタリーが苦手です。

 

私が栄を追っていた頃、ドキュメンタリー映画が数年の間をあけてふたつ出たのですが、どちらも映画のチケットについてくる生写真を貰うためにチケットは買ったのに、そのまま見る勇気が出ず結局見ませんでした。(内容はネット上で把握した)
栄以前のAKBのドキュメンタリーは見たい!と思って見るより"情報に遅れないために"見るという感じでした。


当時中学生くらいだったので苦手意識というよりは、気が乗らないな、くらいでなぜそう思うのか考えた事もなかったのですが、最近ははっきりと自分がドキュメンタリー系が苦手だからなんだな、と気付くとともに理由についてぼんやり考えるようにもなりました。

 

かといって全ての"舞台裏系"や"ドキュメンタリー系"が苦手なわけではないので全然ビハインドコンテンツやレッスン中の動画も見るし、むしろ新たな一面が知れて好きです。

じゃあ何が苦手なのかという話ですが、
"メンバーの辛い、悲しい、苦しい部分が分かりやすい話題として扱われること、そしてそれが最終的になんとなく綺麗に収めこまれているやつ"
だと思っています。長いですが.......

 

アイドルという言葉は偶像という意味を持つので、基本的に表には一番キラキラした部分を見せるし、その時出来る一番の部分を出そうとします。
そのためにオタクの想像できない努力と意識と沢山の失敗や挫折を繰り返しています。
そして、オタクだからこそアイドルがアイドルに至るまでの成長部分や苦労を知ることで、より愛が深まる&今のアイドル像に厚みが出てより理解した上で見れるというのは本当にその通りで正しいと思います。私もそうです。

 

じゃあ無い話として、もしこの全てのバックグラウンドをオタクが直接見れるなら、その苦労や努力をフィルターなしに受け取る事が出来るけど、そんなことは無理だし、偶像ではなくなってしまうのでやっぱり一枚 "伝え手" を介す必要があって、それがドキュメンタリーやビハインドだと思います。

 

だからこそ"伝え手"の見方や、どう見せたいか、が出る部分でもあります。

 

アイドルが悩む→無理をしながらも努力する→成長する
というストーリーはドキュメンタリーのよくある流れです。その本人の努力は紛れもなく本人によるもので絶対に否定しません。
でも、アイドルの子が舞台裏で泣いて苦しそうにしていたり、思い悩んでいたり、怪我や体調不良の中で無理をしていたり、そんな部分が分かりやすく目を引く見出しやサムネのように取り上げられて、最終的にその一人のアイドルの努力が成長に繋がりました、や、グループを大きくしました、という綺麗ごととしてまとめられるのは違和感だなあと思っています。

 

アイドルは努力して頑張っているけれど、終わり良ければすべて良しみたいにまとめられると、本人が本当に傷ついたその瞬間の感情ときっとまだ心に残っている気持ち、苦しんだ、悩んだ時間はきれいに昇華されてしまうの?という。
そして自分の技術不足・練習不足であれば分かるけれど、大人の作り出した環境下での出来事であれば、大人が作り出した苦境・そうならざる負えない状況の中のアイドルたちを撮って、良い物語としてエンタメとして売るのって残酷だなと思ってしまうわけです。

 

ただ、そういう映像を見るのが苦手だという反面、アイドルはアイドルとして表も裏も全うしてるのに、表のキラキラした部分だけをすくって見ているような複雑な気持ちと、その環境はそもそも大人がどうにか出来なかったのか?みたいな部分の根本から目を背けてるんじゃないかという、オタク的に消費してしまっている気もして、モヤモヤしています。

 

ドキュメンタリーだけでなくても、番組、コンサート演出、などなどそういう違和感を感じる事は沢山ありますが、とにかくアイドルの子達を大切にしてほしいし、いらない消費はされてほしくないなあという気持ちでざっと書いてみました。

 

そんなことを思いながら、今日もオタクをしています。

 

 

 

スマイリーヒーローに救われた日

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2022年1月17日、イェナのソロデビュー日である今日、私はYENAという名のスマイリーヒーローに救われました。 

 

スマイリーヒーローとは、今回イェナのソロデビュータイトル曲が"SMiLEY"なのですが、MVを見てもらうと分かるように、世界に溢れる悲しみをそのパワーを使ってスマイルで溢れさせる、というストーリー。
そのヒーローこそがスマイリーヒーローYENAなのです。

 

やっっっっと待ちに待ったイェナのソロデビュー。コンセプトフォト、ティーザー、ハイライトメドレーなど色々出ましたが、出ても出ても全てが正解を叩き出してくるので、これはやってくれるだろうとかなりの期待値で待っていました。

 

18時に公開され、MV・フル音源・歌詞を確認して感じたのがめちゃくちゃ"イェナ"を感じるってところ。
そんなこと当たり前かもしれないけれど、それでもイェナの、イェナによる、イェナのためのアルバムだ......!!!と強く感じました。

 

というのも当然で、今回のアルバムでは5曲収録されていますが、最後のVACAYを除く4曲でイェナ本人が作詞作曲、あるいはどちらかに関わっているという......
"芸能PDお気に入り出演料2倍" のバラエティ引っ張りだこなイェナのどこにそんな時間があったのかと言う感じですが、そのおかげか本当に全ての曲が良い、良すぎる。

 

感想はここら辺までにして、紹介したいのが1曲目の"Before Anyone Else"

 

これはイェナが作詞作曲どちらも担当したファンソングですが、和訳がこちら。(Papagoでざっと訳して絶対違うところだけ直しました)

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...............死ぬ。

 

サラッと読んでも死んでしまうのに、この元の歌詞には実は「You&I」「꿈을 꾸는 동안(夢を見ている間)」「우연히 아니야(DESTINY)」「느린 여행(Slow Journey)」と、IZ*ONEの時の大切な曲たちのタイトルが隠されているのです。

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これを知ってから聴いた時、本当に胸がいっぱいになってしまって。
歌詞を読むと、イェナ→ファンはもちろん、イェナ→IZ*ONE、イェナ→メンバー、、と色々な立場になって読める気がして、こうして残してくれることが本当に優しくて嬉しくて泣いてしまいました。

 

そんな泣いた後の2曲目がこのアルバムのリード曲SMiLEYで、「울지마(泣かないで)」という歌詞から始まるのは、もうこんな私たちのためにあるような、そんな気もします。

 

"SMiLEYというタイトルなのになぜか涙が出てくる"というオタクを沢山見かけたのですが、웃는 게 이기는 거라구(笑うことが勝つのだよ)とか、全てを肯定したうえで笑い飛ばしてくれるイェナの優しさ強さとビタミンがいっぱいに詰まったこういう曲をみんな待ってたんだなと.......
ですが、イェナがただただ底抜けの明るさから出るパワーをおすそ分けしているわけでもなくて、내가 꾹 참고 맘을 다잡고 네게 밝게 웃어줄게(私がぐっと我慢して、気持ちを引き締めて君に明るく笑ってあげるよ)という歌詞にもあるように、イェナがそう居ようと頑張ってくれているからこその"強い優しさ"だという部分も、心にぐっとくるポイントなんじゃないかなと思います。

 

他の収録曲「LxxK 2 U」「PRETTY BOYS」「VACAY」も本当に良すぎるのですが、一旦SHOWCASEの話に移ります。

 

今回のSHOWCASE、先に言っておくとIZ*ONEラスコンと同じ場所だったらしいです。(220118 MBC FM4U 꿈꾸는라디오より)
本人もソロでそこに立っているのが不思議だったと言っていましたが、そりゃそうだよね.......(私はラスコンが本当にあの日から見れないのでとりあえずここらへんにしておきましょう。)

 

イェナのSHOWCASEのMCを担当してくださったのはジェジェさんという方で、以前も共演していて仲が良いからか、ジェジェさんの事前準備がすごいからか、とにかくめちゃくちゃ楽しい雰囲気だったのがイェナのソロデビューという感じがして良かったのですが、最初の挨拶のファンへのメッセージ部分で
「私と同じくらい、私のファンの皆さん!うちのWIZONEの皆さんも沢山待って下さったと思います。なのでまず本当に感謝しているという言葉をお伝えしたいです。私が今まで色々な活動を沢山したじゃないですか。IZ*ONEの後にステージに立つのはかなり久しぶりだと思います。だから今とても緊張していますが、WIZONEが最初に愛してくださった歌って踊るイェナで戻ってきたので沢山期待して頂けると良いなと思います。」
と話していて。

 

まず思ったのが、WIZONEって呼ばれるの、久しぶりだな.........という。

 

これは本当にしょうがない事だけれど、IZ*ONEでなくなったメンバーの皆はそれと同じくファンの皆もWIZONEでなくなるわけで。ただ時間は進むので、進むにつれて立場、周りの人、状況などなど変わって口に出しにくくなる(機会も減る)のは当たり前です。
事務所のあれこれなどはあるので難しいですが、IZ*ONEとしての今までの自分がいたこと、それを待っているWIZONEがいること、そしてこれからYENAとしてソロデビューする事をはっきりと言ってくれたこと、呼んでくれたことが本当に嬉しくて心が救われました。

 

Before Anyone Elseの歌詞はファンの人たちからの手紙を読みながら、あ~みんなはこんな気持ちなんだ、私はこう思っているよ、と書いたらしいです。
천천히 와도 괜찮아(ゆっくり来ても大丈夫だよ)
「네 기억 속엔 영원하길(君の記憶の中で永遠でありますように)」
「널 위해서라면 언제라도 날 추억해도 돼(君のためならいつでも私を思い出していいよ)」
난 아직 그 자리에 서 있어(私はまだその場所にいる)
これは一部ですが、さっきの挨拶からも感じられるように、"急に変わろうとしなくても、ゆっくりで大丈夫だよ"、"ずっとそばにいるよ"と、そんなイェナなりの優しさを表現してくれたんだなと思います。そんなお言葉に甘えちゃうと私一生亡霊ですが........

 

ソロデビュー1日目からスマイリーヒーローYENAに救われてばかりですが、地上波の音楽番組は3番組全てうちの子たちがMCとしているのでホームみたいなもんだし、ソロデビューの先輩もいるし、みんなが応援するSMiLEYの活動、イェナが楽しんで終えられますように!

 

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